新しい季節、変化の春 不調を感じているあなたへ
- 漢方まりも(店主:まりこ)
- 7 日前
- 読了時間: 4分
春になると、あたたかくなり草木も芽吹き、やさしい陽射しが差し込んできて、心もウキウキ♪・・・となりそうなはずなのに・・・
「なんとなく調子が悪い」「気分がすぐれない」「理由もなく涙が出てくる」
そんな心と体の違和感を感じていませんか?
新年度、新生活、職場の異動や環境の変化・・・
春は、気づかぬうちにたくさんの“がんばり”が必要になってきます。
でも、ちゃんと頑張ってるはずなのに体がついてこない・・・
そんなとき、「私、怠けてるのかな」「気のせいかも」って、自分を責めてしまっていませんか?
それ、“気のせい”じゃなくて、“気(エネルギー)”のせいかも!?
「なんとなく不調」は気のエネルギー不足かも?
東洋医学では、私たちの心と体をめぐるエネルギーのことを「気」と呼びます。
独特の表現なので、いまいちわかりづらく感じる方も多いと思いますが、目に見えない生命エネルギーだと考えてください。
すべてのものが気で出来ているのですが、私たちの体の中もこの「気」が常に全身を巡っています。
常に動いて流れているものなので、流れが滞るといろんなトラブルが出ます。
この「気」が不足したり、うまく巡らなかったりすると、なんとなく不調な状態が続いてしまうのです。
こんな症状、思い当たりませんか?
以前より疲れやすい
誰にも会いたくない日がある
理由もなく涙が出てくる
落ち込みやすく、不安になる
夜なかなか寝つけない
前より物事を楽しめない気がする
どれか一つでも「私、これかも…」と思ったなら、それは心と体のバランスがちょっと崩れているサインかもしれません。
春は「肝(かん)」のトラブルが出やすい季節
東洋医学では、ストレスの影響を受け止めてくれる「肝(かん)」という臓腑が、体の気の巡りを調整してくれていると考えてます。
この「肝」がうまく働かなくなると、全身を巡っていなければいけない「気」の流れに不調をきたすため、自律神経が乱れやすくなり、不安定な気分や身体の不調となって現れてきます。
そしてこの「肝」が、もっとも影響を受けやすいのが春です。
季節と五臓は関係があるとされていて、春は肝に位置します。そのため、春は肝の働きが活発になりやすく、その影響で体も心も揺らぎやすい季節になります。
どんな風に影響が出るかは、人それぞれではありますが、肝はストレスの影響を受けやすい臓器。
肝の働きが活発になりすぎてオーバーヒート気味になると、イライラしたり感情を抑えきれなくなって暴走しがちになったりと怒りの感情が出やすくなります。
ふだんから気をつかい過ぎて気のエネルギー不足の方は、イライラというよりも、疲れすぎて怒る気力もなく、うつ気味の傾向になる方も・・・
そういう方は、がんばりすぎた自分をいたわる時間を持ってほしいのです。
不調の原因はあなたの心の弱さなんかじゃなくて、いつもがんばってしまっていた結果、
気のエネルギー切れを起こしてしまっているもかも・・・
心と体を整える、やさしい選択
そんないつもがんばりすぎてしまうあなたにこそ、漢方薬という選択肢を知ってほしいのです。
漢方薬は、表面に出てきている症状をただ抑えるだけではなく、今のあなたの心と体の全体を見て、足りないものを補ったり、不要なものが排出されるようにしたりと、体が最適な状態になるように整えていきます。
「エネルギー不足かも・・・」と感じたら、それを優しく補ってくれる漢方薬があります。
味も香りも、できるだけあなたに合うものを一緒に探していきます。
“薬”と聞くと身構えてしまうかもしれませんが、漢方薬は「あなたのためのやさしい味方」として健康な心と体を保つのにとても役だってくれるんです。
ひとりで抱えず、「相談する」という一歩を
もし今、心と体の調子が崩れているな・・・と感じていたら、それはあなたのせいではなくて、“春”という季節のせいかもしれません。
だから、落ち込んだり悩んだりする自分を責めないで。
そして、ひとりでがんばりすぎないでください。
漢方まりもでは、心と体のバランスを大切にしながら、あなたのお悩みにじっくり寄り添っていきます。どんな小さなことでも大丈夫。気軽に、まずはお話してみませんか?
あなたが、あなたらしく過ごせる春でありますように。
漢方まりもでは、毎日を自分らしく過ごすためのお手伝いをいたします。